今見える最短距離のレールを走る 〜雑記〜

はじめに

ここ最近の心境の変化を書き留めておこうと思います。3ヶ月前はまだアメリカにいて、大学院の卒業式すら終わっていなかったです。それが今、新しい職場で働き始めてもうすぐ2ヶ月経つところまで来ました。しかも、その間に人生の1つの通過点であった8耐ライダーのサポートも経験できました。アメリカにいた時のトンネル出口が見えない修行感とはまた違う、日本でリアルな医療現場での修行はとても刺激的で毎日学ぶことが本当に多いです。(その分、時間的にも体力的にも捧げるものは多いですけどね) 今だから言えますけど、

アメリカ留学中は卒業してすぐに日本に帰って働くことはアメリカに残るために必要な労力、ステップ、運を得ようとする努力をせずして日本に帰って働くことは負けだと思ってました。

日本でモータースポーツと関わりが深いクリニックで働くことは自分のやりたいことと確かにマッチしているのですが、そこへ最短距離で進むことに対する勇気が持てなかったのです。でも、今だから思います。自分のやりたいことに対して最短距離を取る選択をして本当によかった。

先週は鈴鹿8時間耐久レースをサポートしてきました。

(厳密に言うと見かねて誘ってもらった感が強い&戦力として数えられてないですが。)今までは耐久レースに出場するライダーをサポートする方法なんて妄想でしかなかったわけです。

その妄想をリアルで経験できたことは今後の学びの方向性をしっかりと固めてくれる経験となりました。

何周前から準備するのか。どこが痛いからどうやってコンディショニングしてほしいか、テーピングしてほしいか。アイスバスや食事の準備など色々とすることはあるわけです。それを今の段階で経験できたことは非常に大きいです。

サポートしたチームには外国人ライダーがおり、英語でのコミュニケーションができることも非常に役に立ちました。これからも英語は頑張んないといかんですね。

どの能力を高めればもっと質の良いケアができるようになるか。ライダーの持つ能力を最大に引き出すことができるか。を来年に向けて考える良い材料になります。

まだまだ、具体的な話は決まってませんが、

鈴鹿あたりで若いドライバーのコンディショニング担当をする日や救出等によってレースの安全な運営をサポートするスタッフとして活動できる日もそう遠くはなさそうです。

モータースポーツに関して職場の名前を借りれば人脈に苦労することはまずなさそうです。あとは本当に自分の実力、知識を少しでも早く上げていくことが必要です。

いつチャンスが来ても良いように備えること。これは今の目標を持ち始めた頃から変わらない姿勢です。


モータースポーツのことばかり書いてますが、整形外科、スポーツ整形外科に携わるトレーナーとしては一般患者、ジュニアアスリート、プロアスリートなど老若男女問わず対応する力が問われます。その能力は結局ドライバーやライダーにも活かせることばかりです。なので、通常業務も個人的にはかなり楽しいのです。毎日が新しい発見の連続です。そんなワクワクをこれからもずっと保ち続けられるように精進していきます。